|
■典型的なナルシズム人間は自分のことしか見えない一般的にナルシズム(自己愛)な人間は周囲から一線ひかれることが多いです。 あまりにも自分を愛しすぎていて、他人より自分を愛してしまっているからです。 誰でも自分を愛する気持ちはありますが、自分しか見えなくなってしまう程度を越してしまうと他人との関わりがうまくいかなくなってしまいます。 普通は何かうまくいかなかった時、自分に悪いところが無かったか反省すると思いますが、ナルシズムな人は自分に対する評価が高すぎるため自分に責任が無いと考えてしまいます。 自分にとって都合の悪いことが起きると、自分ではなく他人に責任の目を向けるのです。 それではいつまで経っても人間として成長できませんよね。 そのためナルシズムな人間は、成長して大人になったつもりでも、中身は自己愛の強い幼児と同じです。 周りから見ると自己中な人間にしか見えないため、なかなか人との関わりが難しくなります。 幼児期に自己愛が強いのは普通です。 そしてその時期に親から十分な愛情をもらう事で心を満たしていきます。 しかし残念なことに幼児期に十分に愛されなかった人は、その反動で自分自身を過剰に愛し、寂しさを自己愛で満たしてしまうことがあります。 その結果、大人になっても自分しか愛せなくなってしまっているのです。 もしそうなると、せっかく恋人ができても、相手がくれるだけの愛を返すことができない上に、相手より自分の方が大切で愛しているのでうまくいきにくいです。 相手がそれについていけず別れることになっても、自分に対する評価が過剰なため、別れた理由すら相手にしか責任がないと感じてしまうのです。 自分の評価を上げ過ぎることは周りが見えなくなるだけでなく、反省する気持ちすら持つことができなくなってしまいます。 自分でそれに気づいて他人を理解しようと努力しない限り、いつの間にか相手を傷つけていることも多いでしょう。 自分を愛することはもちろん大切なことですが、何事も度が過ぎないように注意しなければ周囲から孤立しかねません。 |
|
|||
Copyright(c)2015 大人のための心理学 all rights reserved. |