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■不満とストレスは「やる気」を生み出すエネルギー人の欲はあげていけばキリがありません。 宝くじが当たって一生遊んで暮らせたらとか、仕事をせずに生きることができたらなど想像したことはありませんか? しかし人間は、自分で行動し努力して得たものに喜びを感じ、心も満たすことができます。 そのため大金を手に入れて仕事をしなくて良くなったことに喜んだとしても、仕事に変わる何かを見つけなければ段々と生きる意味さえ見失っていくのです。 仕事はやれば成果や結果が見えるもので、嫌々ながらも仕事をすることによって得た満足感は数えきれないほど心を満たしてくれていたのです。 仕事を自分から辞めた場合、辞めたらこれをしよう、あれをしようといろいろ計画していたにも関わらず、虚無感に襲われて結局何も手につかなくなることもあります。 せっかく辞めることができたとしても、仕事に変わる自分で努力できるような何かを見つけなければ人生に生きがいを感じられなくなるのです。 辞めたからハッピー、大金が手に入ったからハッピーというわけにいかないのが、人間の難しいところなのです。 海外セレブが大会社の社長と結婚して城のような家を建て、毎日必要もない買い物を大量にしていた事例があります。 特に何かに努力をしていたわけでもなく、買い物だけが心を満たす行為だったので不必要なものも大量に買い込んでいました。 不運は突然やってきて、会社が倒産に追い込まれましたが、買い物以外に心を満たす行為を知らなかったためどんなに貧困でも買い物依存が止められなかったようです。 人は、自分の心を満たすために欲がでてきます。 努力は心にストレスを与える行為ですが、そのストレスのお陰で実現したときに心は満たされるのです。 何もせずに手に入れるのと、努力して手に入れるのでは、心のモチベーションも満たされた感も違います。 ストレスの中でも、やはり何かに努力し続けることで人は生きる喜びを得ているといえます。 |
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