|
■うっかりミスの中に自分の本音が隠れているうっかり言い間違いをしてしまうことありませんか? 一度間違ってしまい、次は間違わないようにと思っていたのにもう一度言い間違ってしまうこともあると思います。 何度も間違う時は、間違ったことを気にしずぎて、心の中に言い間違いが強く残ってしまったのが原因です。 しかしただうっかり間違っただけの時も、実は頭の中に強くその思いがあったからこそ間違って出てしまっていたのです。 フロイトはこうした言い間違いや聞き間違い、書き違い、読み違いなどを「失錯行為」と名づけ、「言い間違いのなかには無意識の意図や欲望が隠されている」と指摘しています。 つい言い間違ったことこそ本当のあなたの本音が隠れているのです。 言い間違いは全然言うつもりのなかった時が多いですが、そういう無意識の間違いこそ一体なぜそう言ってしまったのか考えると、自分の本当の気持ちがよく分かるのです。 よく失敗談で聞く話に、今の恋人に間違って前の恋人の名前を呼んでしまったことがあります。 つい呼んでしまっただけのような気がしますが、心の中にその人の記憶が残っていたから呼んでしまったのです。 忘れたようでも、心の中にはまだ記憶が残っているから言い間違うのです。 人間は良かった思い出はなかなか忘れません。 そのため良かった思い出の中にある言葉がふっとした時に言い間違いとして出てしまうことがあるのです。 恋人同士でのこういった間違いは相手を不愉快にさせてしまうので気を付けなければなりませんね。 良い思い出だけでなく嫌な思い出もたまに思い出してしまいますが、思い出しすぎると精神的に弱ってしまうので無意識の内になるべく記憶を奥の方にしまっておくようになります。 また思い出だけではなく、心の中で思っている本音がうっかり出てしまうこともあります。 その際は、実はそのことが自分にとって望ましくなかったり、嫌だと思っていたりする時に出てしまうことが多いようです。 |
|
|||
Copyright(c)2015 大人のための心理学 all rights reserved. |