|
■男性が自分の気持ちを探ろうとしている間は辛抱強く待とうあなたが動揺したり、感情のバランスを崩したりしているときは、必ず同時に次の5段階の感情を経験しています。 @ 怒り、非難、憤り A 苦悩、悲しみ、失望 B 不安、心配、確信のなさ C 自責の念、後悔、責任 D 愛、理解、好意的な評価、許し 人は何かに心が乱されると、ふつう、怒りや苦悩といったもっとも表層に近い感情を経験します。つまり、ビルディングと同じように、私たちの感情はいくつもの層が積み重なってできています。 第一層は怒り、非難、憤り。それらは、人から攻撃されたり愛されていないと感じるときに、自分を守る手段です。 その下に苦悩、悲しみ、失望があります。このほうが、はるかにもろい感情です。苦悩は、不安、心配、確信のなさという、さらにもろい感情を覆い隠しています。これらの激しい感情から離れ、心の中心部分に近づくにつれて、自責の念や後悔を感じ、自分がほんとうは何を経験しているのか知らなければならないという責任を感じるようになります。 そして、それらをすべての下に愛があるのです。愛の他は、何らかの原因で、愛されているとか愛していると感じることができないときに、私たちが示す反応にすぎません。 ★ 頭から心へのエレベーターを利用しよう 頭から心へ、つまり感情の最上階である怒りや非難から、いちばん下の階である愛や理解まで、エレベーターで降りるみることです。 自分の感情を探ってみましょう。自分がいま感じていることについて、正し把握し、あなたは最上階からはじめて、下のほうへ降りていかなければなりません。まず、ムシャクシャした怒りの気持ちを表現します。それから、各層の感情を表現するために、各「階」に止まりながら降りていき、最後の地階の愛情のところにいきつくのです。 感情がきちんと表現できるようになるということは、そのエレベーターに乗り込み、完璧な真実をあなた自身と恋人や夫に知らせながら、感情の各階を通ってエレベーターを降ろす方法を知ることです。 男性のエレベーターは、女性のエレベーターより概して速度が遅いです。つまり、男性のほうが怒りや不快、イライラといった最初の反応の下に隠れている感情と接触するのに時間がかかるということです。 だから、男性が自分の気持ちを話そうとするのを聞いていると、女性はイライラします。男性はあなたをイライラさせようとしているのではありません。あなたに反抗しているのでもありません。ただ自分の感情を見極めるのに時間がかかるだけです。彼らは女性ほど内面の世界と親しくつき合っていないのですから。
|
|
||||
Copyright(c)2015 大人のための心理学 all rights reserved. |