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■何度も会うと好きになる「単純接触効果」何度も会うことで、好意をもたれる可能性が高まりますので、会う回数をマメに増やして、好印象につなげましょう。 ★ 会った時間の長さより、会う頻度の高さが重要 ある人の身近にいて何度も繰り返して会っていると、次第に相手に親しみを覚えて、好意を抱くことがあります。これは心理学で「単純接触効果」といわれ、実験によって証明もされた有名な理論です。 論文を発表した心理学者の名を取り、「ザイアンスの法則」とも呼ばれますが、繰り返して見たり聞いたりすることで作られる潜在意識が、印象評価に誤って帰属されることが理由だと説明されています。 などと聞くと難しいのですが、要は「何度も会っていると、好意をもつようになる」という意味です。たとえば、社内恋愛が少なくないことも、単純接触効果が作用しているのかもしれません。 テレビCMで何度も商品を目にするうちに、単純接触効果が作用して購買動機につながることも指摘されています。営業マンが得意先に何度も顔を出すのも、この効果を狙っている可能性が大。実は単純接触効果は、「会う時間の長さ」より、「会う頻度」のほうに優位性があるといわれており、「毎週1回1時間会う人」より、「毎日10分間だけ会う人のほうが、より親しみをもたれるのです。 つまり、好意を抱かせたい相手がいれば、とにかく会う回数を増やすことが第一だといえます。単純接触効果の力は意外に強いもので、第一印象が悪かった場合でも、何度も接触するうちに好印象に変わることが証明されています。
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