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■顔のパーツの動かし方やしぐさで相手の心がわかる@ まばたきを我慢すれば信用度が高まる まばたきが多いと信用度が下がるので、我慢する訓練をし、プレゼンや商談の場では、目を見開くように意識しましょう。 ★ 大統領選ではまばたきが多い候補者が落選する 「人はウソをついている時にまばたきが多くなる」といわれます。通常の場合、ウソをつくと強い緊張状態に置かれるため、精神的に不安を感じます。「内心の動揺を相手に悟られたくない」という心理が働いて、その結果、まばたきが多くなるのです。 ただし、これは男性には当てはまるのですが、「女性はウソをつく時でもあまりまばたきをしない」という研究結果もあるので、女性には当てはまらないかもしれません。 人は、まばたきを多くする相手を見ると「疑わしい」という印象を持ち、相手を信用しなくなります。アメリカの心理学者・テッセが行った調査では、過去の大統領選挙時のテレビ討論の映像をチェックしたところ、まばたきが多い候補者がことごとく落選していたのだとか。それほど、まばたきは信用を落としてしまうのです。 つまり、相手に信用されたい時は、なるべく「まばたきをしない」ことを心がけるべきでしょう。意識的にコントロールするのは難しく感じるかもしれませんが、練習すればある程度は誰でも我慢できるようになるはずです。 人と会話する時、あるいはビジネスでのプレゼンや商談の場では、意識的に目を見開き、可能な限りまばたきをしないようにしましょう。これを常に心がけていれば、あなたの信用度アップに確実につながるはずです。 A 相手のウソはしぐさで見抜く 何気ないしぐさから、相手のウソを見抜けるので、ウソに気づいたら、いざという時の武器として取っておきましょう。 ★ 頻繁に顔のパーツに触れるのはウソのサイン まばたきからもわかりますが、相手が「ウソをついている」ことを、しぐさから見抜けることがあります。たとえば、鼻や唇、アゴや頬といった顔のパーツにしきりに触れるのは、「表情を隠したい」という心理の表れであることが多く、ウソをついている人によく見られるしぐさなのです。自分の表情から「ウソがバレるのでは・・・」という不安な気持ちになり、無意識に顔に触れてしまうのです。 また、会話している最中に相手が「腕を組む」しぐさが多い時にもウソを疑っていいでしょう。特に胸の高い位置で、自分の体を抱えるように腕を組んでいるとしたら、自己防衛本能が働いている証拠です。ウソがバレることで相手に攻撃されることをおそれている心理の表れと考えられます。自己防衛本能は、「相手との間にものをおいて遮る」という行為によって示されることもあります。 たとえば、喫茶店やカフェで向かい合って話している時、通常ならコーヒーカップやコップなどは、自分の少し脇に置いておくのが自然です。しかし、もし相手がそれらをテーブルの中央に置いていたとしたら、「追求されてウソがバレたくない」といった、相手から逃げたい心理の表れだといえるのです。 ★ 不自然に貧乏ゆすりが多いのもウソの疑いが高い まなた、足先にもウソのサインが顕著に示されることがあります。人の体は、脳から遠い部位ほどコントロールしにくいので、心の不安を上手に隠したつもりでも、足先にはポロリと出てしまうのです。 たとえば、「貧乏ゆすり」は、精神的に落ち着かない時に出てしまう無意識のしぐさなのですが、ウソをついている人が「リラックスしたい、ストレスから逃れたい」と感じた時に顕著に出やすいといわれます。普段からのクセで、いつも貧乏ゆすりをしている人もいますが、そうではなく、「いつになく貧乏ゆすりばかりしているな」と感じたなら、ウソを疑ってもいいかもしれません。 ★ ウソに気づいてもその場はスルーし、叩きのめすタイミングを待つ さて、相手が「ウソをついている」と確信できた場合、あなたは精神的に優位に立てる状況になったといえます。相手のウソを確信したのなら、その場で「それ、ウソだろう」と指摘してはいけません。その場は、気づかなかったフリをして聞き流すのです。 そして、相手を動揺させたい時や対決の時など、とにかく「相手寄り優位に立ちたい場面」までの秘密兵器として取っておき、いざという時に「この前お前が言ってた、あれはウソだよな・・・」と囁くのです。相手はそれまでウソがばれなかったことに安心し切っているので、突然武器を突きつけられて大きく動揺するはずです。この時点で、もう勝負ありです。あなたは完全に優位に立てることでしょう。
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