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その気にさせる「ラベリング効果」と「ピグマリオン効果」




★ イメージを植えつけて相手を変えていくラベリング効果


戦場の部下にしろ、わが子にしろ、「人を成長させる」ことは容易ではありません。「頑張れよ」と励ましても、「ダメじゃないか!」と叱っても、なかなか成果が出ない・・・。そんなときに試して欲しい心理テクニックが「ラベリング効果」です。これは、
相手に望むイメージの「ラベル」を貼ることで、次第に変えていく操作術です。

たとえば、部下が報告書を上げてきたときに「おお、君は報告書をまとめるのがうまいな」とほめるのです。実際には普通の出来だったとしてもOK。相手はほめられて嬉しいはずです。「オレはまとめるのがうまいと思われているようだ」と自覚すると、以降は貼られたラベル通りに行動しようと、うまく報告書を書くことを意識します。

人に認められたいという「承認欲求」は、人が自然に抱く心理です。「まとめるのがうまい」というラベルを先に貼ってしまうことで、「認められた」という承認欲求を満たしてやる気につなげ、いつの間にか成長させることができるのです。

★ 大きな期待をかけて人を育てる、ピグマリオン効果

これに似たテクニックとして、
「ピグマリオン効果」も覚えておきましょう。これは1964年にアメリカの教育心理学者・ローゼンタールが提唱したもので、「ローゼンタール効果」とも呼ばれます。周囲からの期待により、人の知能や学習意欲が高まるという学説です。

ローゼンタールが行った実験では、小学校の教師がある児童に対して「君は学力が伸びる可能性が高い」という期待をこめて教えたところ、学力を伸ばす効果が上がったことを実証しました。この実験そのものには異論を唱える学者もいたのですが、教えられる側は期待されたほうがより頑張れるのは自然なことだと考えられます。

ピグマリオン効果とは、ギリシャ神話に登場するキプロス王の名前。精魂込めて象牙で作製した女性の像の美しさに、「こんな美しい人が実在して、私の妻になってくれたら」と、王が願いを込めたところ、愛の女神アフロディーテが像に生命を与え、王の夢がかなったという逸話が語源です。

★ 否定されれば意欲を失うが、期待をかけられると頑張れる

「君はまだ結果を出していないが、このチームには君の力が必要なんだ。必ず結果を出してくれると私は信じているよ」とか、「君は本当にいつも仕事が丁寧だね。スピードが遅いことを気にしているようだけど、必ず速くなると私は思っているよ」などと、ダメな部下でもこのように期待を込めてフォローを続ければ、彼らが前向きに仕事に励んで、言葉どおりに成長してくれる可能性は大いにあるでしょう。

子どもも同じです。成績が悪い子に「お前は本当にダメだなあ」などと言ってしまうと、勉強する意欲がなくなり、成績が上がる見込みはないでしょう。「英語はダメでも、国語はいい成績じゃないか。お前は必ず伸びるはずだよ」と期待を込めて応援してあげることで、成績アップに導く可能性が広がるのです。




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