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■待ち合わせ時間に遅れる人にはいろいろな心理が働いている恋人との待ち合わせで、あなたは待ち合わせ場所に何分前に到着していますか? ピッタリ時間通りに来る人もいれば、数分前を狙ってくる人、遅れてくる人などさまざまです。 ピッタリ時間通りに来ると、相手はもう先に着いている可能性があり、たとえ時間通りに行ったとしても、相手がいると「待った?」などと自分が遅れてしまったような気になったりします。 そのため時間を気にする人は、数分前には着いていることが多いようですね。 三島由紀夫の「不道徳講座」によると、20分以上待たされていても待ち合わせ場所から去らない女性は、来るべき男性と肉体関係があり、20分以上待たされている男性は、まだ肉体関係がないそうです。 いずれにしても毎回遅れてくる人は、相手を自分より下に見ています。普通尊敬している相手であれば、待ち合わせに遅れることはありません。 大事な会議などには遅れることが無いのに、恋人とも待ち合わせは堂々と遅れてくる人は、相手を自分が支配しているような気になっています。 先程相手を待つことでドキドキ感が増すという話をしたので、確かに1度や2度遅れてくることは、恋愛の中のスパイスとして盛り上がる要素かもしれませんが、何度も遅れてくると相手を苛立たせることになり、嫌われる可能性が大です。 どんなに好きな人であってもルーズ過ぎる人を好意的に見る人はあまりいません。 それが許せるのは同じくルーズな人間だけです。 もし相手に自分は見下されているなんて思われたら最後です。 よほど相手があなたに尽くしたいと思うタイプでなければ、待たせすぎは逆効果です。 また、恋人が一方を待たせる場合、「アリストテレスの心理効果」を無意識のうちに利用していることも考えられます。 ある一人の娼婦がアリストテレスに質問をしたそうです。 『私の肉体を最上のものとしてお客様に喜んでもらうためには、どうしたらいいのでしょうか?』 そしたらアリストテレスは、次のように答えたそうです。 『客が求めるときには応じるな。ちょっと間を置いてから肉体を与えなさい。』と。 焦らし効果としては、最高でしょう。 |
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