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■相談相手になるだけで二人の関係は急接近する人は、誰かに相談することで自分の中にある不安やストレスを発散させることができます。 人は不安や恐怖を感じると、「誰でもいいからそばにいてほしい」と思うものですが、これを心理学では「親和欲求」と言います。 相談する行為はとても大切なことで、誰かに話すだけでも心はいくらか落ち着きます。たとえ相手から具体的なアドバイスをもらえなかったとしても、不安感を和らげるには聞いてもらうだけで十分なのです。 同性同士であれ、異性であれ、相談したことにより相手に気持ちを分かってもらえると、不安だった気持ちが安心感に変わります。 相手が何もしていなくても、相手によってその安心感がもたらされたように感じます。そのため、異性に相談をした場合、安心感を与えてもらえるその人に好意を抱くようになるのです。 もともと相談相手は選んでいるはずで、嫌いな人や苦手な人、また自分を否定するような人は相談相手に選んでいないと思います。 自分は間違っていないと肯定してもらうことが重要なので、なるべくなら自分を慰めてくれるような人に相談しているものです。 相談相手を好きになってしまったという人は、自分からそうなるようにした原因がありますので、恋愛相談をしているうちに、相談相手を好きになったという話は意外に多いものです。 逆に相談を受けている相手も、自分を頼ってくれ、自分自身の存在価値が認められたような気がしますので、相談されるうちに、お互いが恋愛感情を抱くきっかけになるのです。 とくに自分の恋人について相談したいときは、恋人に対して何らかの不安を抱えており、正しい判断ができなくなっているので、特に惚れっぽい女性は、恋愛相談は異性ではなく同性に相談する方が良いでしょう。 こういう時に恋愛に発展して付き合った人は、純粋に好きという気持ちからではないので残念ながら別れてしまうケースが多いようです。 良く見えてしまうのは、自分の中にある不安感からだと認識しましょう。 |
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