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■ウマが合う、合わないは相手との距離に表れる人は知らないうちに、自分の周りに安心できる空間を作っていて、そのスペースを大事にしています。 心理学ではパーソナルスペースと呼んでいます。 自分のすぐ側や真後ろに人がいると何となく不愉快になるのはそのせいです。 またそれは目に見えない空間だけでなく、仕切りや線引きでも他人との距離を目に見えて分けることができるので安心することができます。 ウマが合う人とは近くに寄っても違和感がありませんが、ウマの合わない人が近寄れば嫌悪感すら抱いてしまいます。 このパーソナルスペースは、たとえば会社や学校では自分の机がそのスペースと考えてもいいでしょう。 映画館のように沢山の人が集まる場所でも、自分の席を見つけて座っただけで妙な安心感を覚えるはずです。 大学によくある長机の場合仕切りはありませんが、それでも自分だけのスペースを確保することによって無意識に安心感を持つだけでなく、他人に干渉されないスペースがあることによって、人はストレスを軽減させることもできているのです。 猫のように自分の空間を乱されたからといって相手を威嚇することはありませんが、何となく不愉快になるはずです。 とは言え、別に不愉快にならない相手もいます。 あなたが心を開いていて、いつでも自分の隣に精神的にも肉体的にも側にいて良いと思っている人です。 不愉快になる相手というのは、あなたがそれ程心を打ち解けていない相手か、もしくは上司や目上の人であって、一定の距離感をもつ方が良い相手だったりします。 人は、何となく嫌いな相手やそこまで親しくなれない相手にはあまり近寄りませんが、近寄らないことで、自分の空間、自分自身を守っているのです。 なぜかいつも距離があると感じる人は、その人に対して無意識に嫌悪感を抱いている可能性があり、人は無意識のうちに本当の態度や本音が出てしまうものです。 |
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