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■男性は教え魔が多く指導欲求が女性より強い何でも教えたがる男性はけっこう多いですが、これは男性のほうが女性よりも優秀だということではなく、男性が女性に比べて強い「指導欲求」を持っていることが一因です。 誰かに自分の知識を教えることによって、相手を支配したような気持ちになり、ちょっとした優越感に浸ることができるのです。 女性に教えたがる男性も、極端な話、優越感を得るとともに女性を自分の支配下に置いたような気分になっているのです。 この子は自分が教えてあげなきゃダメなんだと思うことによって、ちょっと親しみを感じています。 また教えられる女性も、嫌いな相手でなければ嫌味だとは思わず、逆に相手を尊敬の眼差しで見ています。 女性は男性より人に何かを教わるという姿勢が身についていて、教えられたからといって反抗的な気持ちになることはありません。 もともと女性はなにかを「教わる」「指導される」ことに喜びを感じる傾向があり、これを「恭順欲求」といい、女性は男性に教えてもらうことにあまり抵抗がありません。 しかし男性の場合、教えたがることはあっても強がって教えてほしいとは言わないことが多いです。 教えてもらうことによって、自分が支配されるのを避けているからです。 男性同士であっても、教えてもらうことは少しの敗北感を味わうので自分でできることは自分で学ぶことが多いです。 結婚前の女性は、華道、茶道、日本舞踊など、生活に大きな関わりを持たないような習い事に、女性はかなりのお金を費やしますが、それはお茶やお花をやっていることを他人に自慢したいとか、結婚するときに役立つなどという理由ではなく、教わること自体に快感を覚えるための行為といえるでしょう。 |
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