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■高級レストランへの誘いは女性との関係を深めたい欲求アメリカで行われた実験では、人を説得する場合、食事をしながらするほうが効果が高い結果が出たそうですが、異性との関係を深める場合にも、食事は応用がききそうです。 このように食事をしていると相手の説得に応じやすくなったり、意見に同意しやすくなる心理手法を「ランチョン・テクニック」と呼ばれています。このランチョン・テクニックは、美味しい料理、高級な店ほど効果が高くなるといわれているので、意中の人を誘うときかねに糸目はつけないことです。 こんなことは教わらなくても、男というのは本能的に知っているので、気になる女性にアプローチをするときには、とくにクリスマスなどのイベントデーには高級レストランを予約するのです。 これは、美味しい食事や飲み物、それにお店の雰囲気なども手伝って、お互いにムードが盛り上がり、ふたりの語らいも自然と弾むことを本能的に知っています。 レストランでは次々に料理が運ばれてくるので、話題づくりに困ったときには出された料理をネタに話が進むでしょうし、お酒も入ることで、いつもより打ち解けた気分で気楽に話しができ、お互いの心が近づいて愛を深めることができます。 あなたが女性で、もし男性に高級なレストランに連れて行ってもらい、更にワインを開けるのだとしたら、それはかなり好意をもたれている証拠です。 ビールや焼酎とは違い、ワインをボトルで開けるとなると値段も上がります。 しかし高くても相手を喜ばせたいという気持ちがあるので、勝負をかけにきていると思って良いでしょう。 男性としては、高級なものを御馳走することで少しでも自分に好意をもってもらいたいと思っているのです。 ビジネスの世界では、食事をしながら商談することはよくくあることで、外国では「ブレックファースト・ミーティング」とか「ランチ・ミーティング」などと言われています。 なぜ、食事をしながらのほうが話が進むのかは、二つの理由があるようです。 ひとつは、食事や飲み物が提供されることで、相手に対する心理的な抵抗がなくなり、説得されやすくなることです。人は、おごられると相手に少し負担を感じてしまい、多少ムリな話にも承諾してしまう気持ちになりやすいのです。 二つには、美味しいものを食べることは快感につながり、人は心地良くなると、争いごとを好まなくなり、自然とお互いの要求を受け入れてしまうということです。 |
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