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■カップルが喧嘩をするとプライドの高い男は彼女を責める喧嘩をするほど仲が良いなんて言う人もいますが、子どもならまだしも恋人同士であまりにも喧嘩が多いのは考えものです。 お互いを気遣うことができなければ、好きであっても喧嘩が原因で別れてしまうこともあります。 喧嘩は普段心の中で抑えているようなことや、言ってはいけないことまで言ってしまうことがあり、そうなれば仲直りをしたからと言って相手の傷が癒えるわけではありません。 ふとした時に思い出したり、結局別れのきっかけになったりするのです。 喧嘩をしてふたりの仲が良くなったという人もいますが、それは相手の隠していた本心を聞き出して親密になったような気になっているだけです。 喧嘩はどちらかが先に折れなければ終わりません。 しかし男性はなかなか謝りたがらない人が多いようです。 ちなみに、男性は失敗の原因を相手に求める傾向があります。これを「外的帰属」といいます。反対に、女性は失敗体験の原因を自分に求める傾向があり、「内的帰属」というそうです。 ですから、男性は、たとえケンカの原因が自分にあったとしても、自分から連絡を取ったり、「ごめん」という謝罪の言葉を口にするのが苦手だということです。 認めることで自分の正義が打ち砕かれるのを嫌がっているのです。 相手が先に謝れば自分も謝れるけれど、自分が先に謝ってしまうと相手が上に立ってしまうような気がしています。 自分の方が上に立ちたいという気持ちは、女性よりも男性の方が強く、それは性格の問題というより本能と言えるでしょう。 しかしいくら自分から謝りたくないと言っても、女性の方が謝ってこない場合は自分が先に折れる方が良いケースもあります。 「関係を修復したい」という女性の気持ちが男性より弱い場合、男性から連絡しなければ修復は困難です。なぜなら「最小関心の原理」という心理が働くためです。 これは「相手への関心が少ない側が恋愛の主導権を握る」という心理状態です。 早い話が「惚れた弱み」という心理です。 ですから、喧嘩をしてその後冷静になった時、本当に彼女のことが大切なら早めに関係を修復しなければ取り返しのつかないことになります。 |
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