|
■やきもちを焼く人ほど潜在意識に浮気願望が潜んでいる自分に浮気願望がある人ほど、恋人への束縛が強くなるようです。 それは、自分が浮気の心を持っているから相手も同じようにするかもしれないという恐れからです。 勝手に携帯を見たり、スケジュール帳を確認したりする妻は、夫も浮気願望があると思って、夫を信用することができませんが、本当は自分の心の欲求が夫に投影されているだけなのです。 つまり、夫の帰りの時間が遅くなった、服装の趣味が変わったなど、些細なことでも激しいヤキモチを焼く女性は、浮気をしたいという強い欲求を持っていると考えられます。 女性である自分が「浮気をしたい」などと考えるのは望ましくないので、その欲求を夫が持っているものだと「投影」してしまうわけです。 こうすれば、自分のふしだらな欲求を認めなくてすみますから、心のなかにある不安や不満を解消できるということです。 ただ浮気願望があるのにそれを必死に抑制している妻ほど、夫への嫉妬やヤキモチが強くなり、次第に夫の行動が気になって仕方がなく束縛するようになります。 どこへ行くのか毎回チェックし、そこに異性がいるのかどうかも確認、もし異性がいると分かれば嫉妬心はますます強くなって、夫を束縛するようになりますが、実際にそんなことになると、夫は自分の家で落ち着くことができず、しだいに居づらくなり、結果的に歓楽街の表面だけでも優しい女性と浮気に走ってしまうことになるのです。 本当に夫のことを好きで心から信用している妻なら、自分が浮気など興味がないので夫も同じようにしないはずだと思っており、飲み会や遊びに行く時も特に詮索することはありません。 もちろん、男性にも女性と同じように「投影」による嫉妬が起こる場合があります。 しかし、性的欲求が高まった場合でも、男性には「風俗店へ行く」「アダルトビデオを見る」など、欲求を解消する手があり、そうすることが社会的にも認められていますので、女性ほどヤキモチを焼くことは少ないのです。 |
|
|||
Copyright(c)2015 大人のための心理学 all rights reserved. |