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■自分から胸襟を開けば相手も心を開いてくれるあなたの周囲にいる人で、自分のことをほとんどしゃべらない人はいませんか。そういう人はなんとなく距離を置かれているはずです。 人間は、相手のことを深く知っていくことで、だんだんと好意が芽生えてくるものです。 初対面の人に、いきなり自分の家族のことを話す人はいないでしょうが、「この人のことをもっと知りたい、親密な関係になりたい」と思っている人がいるなら、あなたのプイベートな話を少しずつしてみることです。 自分の秘密とかプライベートなことを相手に話すのは「自己開示」と呼び、相手も自分のプライベートなことを話そうという気持ちになります。これを「返報性」といいます。 こうやって自然と親しくなって深い交際に発展していくのです。 相手に自分のことを分かってもらうこと、自分を信用してもらうことは恋愛を成就するために大切なことで、とくに「自己開示をする相手が少ないほうが、好意を持たれやすい」という研究結果もあるようです。 これは「自分だけに心を開いてくれている」「私を特別な人だと考えてくれている」という気持ちが聞き手に働くためです。誰だって「誰にも言わないけれど、あなただけに話すね」などと言われる、と何だか優越感があり、信用されていることに喜びを感じます。 ですから、だれ彼かまわず自分の悩みや家族のことを打ち明けるのは考えもので、口の軽い人に話せば、自分の情報も他の人に流れる可能性が大きく、逆に周囲から不信感をもたれるだけで、好感度が上がることなどありません。 いずれにしても、自分が胸襟を開いて自分の家族のことや自分の失敗談などを話せば、相手も自然とプライベートなことを話したい気持ちになって、ふたりの好感度が高まっていくのです。 ひとつ注意してほしいのは、交際が深まっても、家族のことやプライベートな話をあえて避けている人はいませんか。 ふつう結婚まで考えている男性なら、いずれ家族同士のつき合いが始まるわけですから、家族の話題を避ける必要などありませんが、もし避けているようなら、すぐに別れたほうがいいでしょう。 あなたとは体の関係だけで結びついているもので、あなたと結婚する気持ちなどさらさらないでしょう。 あるいは、相手は妻子持ちで、プライベートなことを聞かれるのを避けているのかもしれません。 |
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