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■ホテルに強引に連れ込むべきか、引くべきかの決定は男の勝負どき男と女の心理や考え方、行動の仕方、あるいは体のつくりなどについて、すでに陰陽学で極められていますが、そういうむずかしい理論はさておき、日常の態度、行動、言葉における男女差というものを知っておくだけで、大人の恋愛を成就することに、ずいぶん役立つことは間違いないでしょう。 一番分かりやすい例が「女が使う否定形」の意味です。 女は男に対して「イヤ!」といったり、「イヤ!、イヤ!」という言葉をよく使いますね。昔から「イヤよイヤよは好きのうち」などといわれるように、女は口に出す言葉と反対の意味で使っているから、否定されたら、OKだと思っていいと、男たちは教わってきました。 しかし、これを真正直に受け止めて実践していたら、実際にどうなることでしょうか。 たとえば、女性をホテルに誘うとします。 「このあたりで、ちょっと休んでいかないか」(男性が女性に) 「う〜ん・・・・・・」(女性からの返事なし) 「ねえ、いいだろう?」を男が女性の腕をとってホテルに入ろうとしたら、 「イヤ、やめてよ」と腕を振り払ったとしましょう。 こんな場合、女性から「イヤ!」といわれたら、気の小さい男なら、そこで引くでしょうが、それをもし強引に連れ込んだとしたら、成功するとお思いでし ょうか。 おそらく、実際には、成功も失敗も半々程度ではないでしょうか。 それでは、女性の「イヤ、イヤ」は否定なのか、それともOKサインなのか。 これは、やはり昔からいわれていることが正しいのです。女は口では否定しても、心や体でOKしていることのほうが、圧倒的に多いのです。 結論からいえは、それは誘い方なのです。 もし、女が肯定も否定もしないのなら、それは暗黙の了解だと判断していいでしょう。 ホテルへ行くなら、行き先をいわずに「ちょっと休もうか」とホテルの前で言えば、さっさと行動に移せばいいのです。最初から拒絶するつもりなら、女がホテル街を歩いたりしません。 だいたい、女に「今日は、いいだろう?」などと聞くのは野暮です。こんなことを面と向かっていわれた女性が「いいわよ、早速入りましょう」などと言うわけありません。 女性が最高に幸せな気持ちになるのは、「気がついたら抱かれていた」というシチュエーションでしょう。 ほかに、「ダメ」という否定形もありますが、これは倫理的な否定です。 たとえば、人妻が誘惑されたとき、「イヤ」とは言わず、「ダメよ」でしょう。人妻が「ダメ」から「イヤ」という言葉に変わってきたら、イザ出陣ということです。
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