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■女も「男の匂い」に吸い寄せられる習性がどんな女性でも経験があると思いますが、男性と何回かデートを重ね、いつも楽しい雰囲気で過ごしているのに、なぜか、いつまでたっても深い関係にならないというものです。 デートではお互いにバカ笑いができるような楽しい時間を過ごしており、お互いにおもしろくてたまらないと思っているのに、それで終わりなのです。 何が原因かといえば、おもしろすぎて恋愛感情がわかないというものです。 でも彼女は、おもしろくない男のほうが好きなのかというと、決してそんなことはありません。 結局、その男に欠けていたものは、セックスアピールなのです。男女が深い仲になる最後の一瞬を決定づけるものは、知性でも教養でも財産でも社会的地位でもなく、オス・メスの感覚、つまりセックスアピールです。 それは昆虫が匂いで引き合うように、人間もその場面になったら、セックスアピールがものをいいます。 もちろん、その感じ方は千差万別ですから、たまたまその男に、彼女がセックスアピールを感じなかっただけかもしれません。 では、女が感じるセックスアピールの根源にあるのは、何でしょうか。 なかなかむずかしい問題ですが、やはり男としての余裕というか、男のキャパシティの大きさではないかと思います。 周囲にいる男たちを見てみると、仕事や人間関係、男女の仲でも、うまくいっていないと思える男たちは、どこか人間の懐が狭いというか、心に余裕が感じられないのです。 逆に女性に不自由しない、いつも女性が群がってくるような男を見ると、不思議なことに、ある匂いを共通して持っています。 ですが、この匂いとは、いかにも女が好きだというギラギラ、ムンムンしたものではありません。意外に思われるかもしれませんが、それは実にあっさりした香りのようなものです。 その匂いの発する源には、女に対する「余裕」からではないでしょうか。 モテない男がギラギラした目つきをするのに、モテる男たちは微香性のシャンプーのような、さわやかな匂いを発しています。 いまの女性はガツガツした男を何よりも嫌います。といってまったく女に興味のないような男にも寄りつきません。 要は、女に対し、いつも心地よい微香を送りながら、いつでもさっと一歩引く姿勢を持った男、そういう男に出会うと、女は自分から一歩踏み込んでみたくなるようです。
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