大人のための心理学
男女のすれ違いや相性の悪さ、苦手な人づき合いなどを乗り切るためには、大人の心理学で他人だけでなく自分の心のメカニズムを知ることで、あなた自身の自信を取り戻し自分を改革する第一歩にしよう
Menu ▼
|
■男は「目的志向型」、女性は「プロセス志向型」
★ 男は何について、どんなことを話すのをはっきりさせたがるものです。 男は目的志向型であり、何かをするとき、あらかじめ何をどれだけやればいいかがわかっていると、とても気持ちが落ち着くものです。それがわかっていれば、自分が置かれた状況を自分で掌握していると思うことができます。 そのために、あなたと話すとき、男は頭に神経を集中させなくてはなりません。彼は会話の目的が何で、あなたが何を求めているのかを知りたいのです。それによって、自分がいま何をすべきか判断したいのです。 ★ 男は「目的志向型」、女性は「プロセス志向型」 たとえば、女性はこんな言い方をしたことはありませんか。 「ちょっと話をしましょうよ」 「ねえ、二人のことで話があるんだけど」 「私の仕事のことでどうすべきか、一緒に考えて欲しいの」 このような切り出し方では、会話の目的があまりにも漠然として商店が定まっておらず、どうとでも解釈できます。男性には、会話がどの方向に進むのか、あるいは話がどの程度の範囲にまで及ぶのかわかりません。 あなたが何を求め、何を必要としているのか、彼自身が答えを探さなければならないような気がして、彼はひどく落ち着かない状態になっているものです。彼は首尾よく役目を果たさなければならないと感じてしまいますが、ゲームのルールが分かりません。これが男に不安と疑惑を呼び起こすのです。 女性同士の場合は、このような問題は起こらないはずです。なぜなら、女性は目的志向型ではなく、プロセス志向型だからです。 友達同士の女性が二人で腰を下ろし、「話をしましょうよ」と言います。会話がどの方向に進むのか。会話の目的が何なのか、二人とも分かってはいませんが、少しも困らないでしょう。彼女たちは、ただ自分が思っていることを話すというプロセスを楽しんでいるだけだからです。 ですが、男性の多くは、そのでたらめさにひどく狼狽するのです。そういうとき、男性は会話を続けることに興味がないふりをするかもしれません。あなたと話したくない素振りを見せるかもしれません。 あなたが会話を続けるのをやめさせようとして、あなたと口ゲンカになるかもしれません。あなたがしたい話をズルズルと後に延ばすかもしれません。あなたがぼんやりしている、あるいは自分が何を言いたいのかわかっていないと考え、真面目に取り合ってくれないかもしれません。
|
|
||||
| Copyright（c）2015 大人のための心理学 all rights reserved. | ||||||
