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■眠たい朝、一瞬で快適に目覚めるにはできることなら朝は1分でも、いや1秒でも長く布団にくるまっていたいと、誰しも思っていることでしょう。ですが、それを許してくれないのが現代社会で、朝はこなさなければならないスケジュールが目白押しで、惰眠をむさぼっているヒマはありません。 ★では、どうすれば睡魔を断ち切ってペッドから抜け出すことができるでしょう。 簡単な方法があります。それは手を叩けばいいのです。 手は第二の脳といわれており、全身の表面積では、手が占める割合は10分の1もありません。 ですが、その手と指をコントロールするために使われる大脳の領域は運動野の約3分の1、感覚野の約4分の1を占めるといいます。 それだけ手と指は、脳と広範囲に直結しているということです。だからこそ、針の穴に糸を通すといった繊細な作業をいとも簡単にこなすことができるのです。 ですから、手を叩けば、それだけ脳の刺激を与えることができ、まどろみの状態にある脳を覚醒させることができるということです。手を叩くぐらいなら布団の中でもできるでしょう。 そして、手を叩いたら、自分を鼓舞する意味で、「さあ、これで目が覚めたぞ」と声を出してみてください。 ここで肝心なのは、「目が覚めるぞ」ではなく「目が覚めたぞ」と完了形にすることです。脳を「目が覚めた」と錯覚させるためです。 私たちの脳は実はけっこういい加減なところがあって、現実と想像があまり区別できません。簡単に「覚めた」と誤解してしまうからです。 なかなか布団から出られない人は、ぜひ、試してみましょう。
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