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■満足度の高まるお金の使い方「お金で幸せは買えるのか」というのは、永遠のテーマのひとつですが、使い方によってはお金で幸せが買えるという研究結果があります。 ★アメリカのハーバード・ビジネス・スクールの行った研究によると、お金を他人のために使うことが幸せになる秘訣だというのです。 実験では、被験者たちを四つのグループに分けました。 @ 5ドルを自分のために使うように指示されたグループ A 5ドルを他人のために使うように指示されたグループ B 20ドルを自分のために使うように指示されたグループ C 20ドルを他人のために使うように指示されたグループ そして、指示を実行する前と後で、幸福度がどう変化するのかを調べたということです。 ★すると、お金を自分のために使ったグループでは幸福度に変化は見られなかったのに、他人のために使ったグループは幸福度が高くなるという結果が得られたそうです。 面白いことに、5ドルのグループも2-ドルのグループも幸福度に差はなかったということです。 また、被験者が幼児の場合も、与えられたお菓子を全部人にあげてしまった幼児のほうが、全部自分のものにした幼児よりもより満足度が高いという結果が出たようです。 つまり、同じお金を使うのでも、自分のために使うのではなく人のために使うほうが幸せをより強く感じられるということです。人間には先天的に「人のために何かをしたい」「人の役に立ちたい」という欲求が備わっているようです。 人のためにお金を使う。たとえば、プレゼントをすれば、もらった人は喜び、あなたに好印象を持ちます。「好意の返報性」の心理が働いて、プレゼントのお返しをしてくれるかもしれません。 つまり、双方がハッピーになるということです。大切な人への贈り物は相手のため、そして自分の幸せのためでもあるということです。
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