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■「夜型人間」と「朝型人間」の知らざる秘密「エメットの法則」というのがあります。 「仕事を先延ばしにすると、すぐ片付けるよりも倍の時間とエネルギーを要する」というものです。これは、カウンセラーのリタ・エメットが唱えている説です。 それに関連して、ちょっと気になる研究があります。 物事を先延ばしするクセのある人は不眠になることが多いというのです。 イスラエルのテルアビブ学院大学の睡眠研究者イラナ・A・ヘアストン博士は、約600人の被験者を対象にした研究の結果、こう述べられています。 ★「物事を先延ばしする人は、就寝時に、終わらせておくべきだったのに終わっていない物事についてぐるぐる考えて、寝付けなくなるケースが多い」というものです。 また、朝型の人と夜型の人を比較したところ、朝型の人は夜型の人に比べて物事を先延ばしにする傾向が低く、睡眠の問題も少ないということです。 一方、夜型の人の場合は逆の傾向がみられたそうです。 夜型の人には自制心に乏しい人が多く、それゆえに計画的に物事を行うことが苦手な傾向にあるといいます。そして、それが物事を先延ばしする原因にもなっていると指摘しています。 さらに、夜型の人は遅い時間になってやるべきことを始めることになりがちで、それについて後悔することが多く、それがさらに物事の完成を遅らせる結果にもなるというのです。 もし、あなたが夜更かしタイプで、物事を先延ばしにしがちで、しかも不眠に悩んでいるとしたら、朝型人間になることを真剣に考えてみるのもいいでしょう。
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