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■負けを認めない頑固者には「第三者批判」「第三者」の形を借りることで、頑固な相手を説得することで、熱くなっている相手をクールダウンさせるにも効果大です。 ★ 説得を拒む人も第三者に置き換えられると認めやすい 負けず嫌いな人などは、他人に説得されることでプライドが傷つくことを恐れ、なかなか他人の意見を受け入れないときがあります。理屈ではこちらのほうが正しいとわかっていても、このようなタイプは意地を張り通すので手強いのです。 そんな頑固な人を説得するには、正攻法では難しいので、変化球的なテクニックが有効です。理詰めで「あなたの言っていることは、○○だから間違っています」と言ったところで、相手は負けを認めるのが悔しい訳です。そこで、会話の中に審判役としての「第三者」を登場させましょう。 「僕の意見は言いました。あなたの言い分も聞きました。あなたは納得していないようだけど、じゃあ、この状況を第三者ならどう見るでしょうね?」と相手に想像させるのです。それまで一対一の関係で対峙していた状況から、相手の視点をずらし、このようにたたみかけるのです。「第三者なら、おそらくこう言うでしょうね。『あなたの意見は間違っている』と」。 実は、第三者といっても自分を置き換えただけなのですが、相手は「あなたに屈したのではなく、第三者に説得された」という気持ちになり、負けを認めやすくなるのです。 第三者の形を借りて批判することから「第三者批判」と呼ばれるテクニックですが、熱くなっている相手をクールダウンさせる効果があるので、試してみてください。
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