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「禁止されると、余計やってみたくなる」のは、なぜ




禁止されると、ついその行為をやってみたくなることを、心理学用語で「カリギュラ効果」と呼ばれています。

「芝生に入るべからず」の看板を見ると無性に入りたくなってしまったり、ダイエット中ほど甘いものが食べたくなるのは、この心理が働くからです。

身近な例では、雑誌の袋とじがそのひとつ。中身を見ることを禁止されることでどうしてもその中を見たくなり、その雑誌を購入してしまいます。
「一見さんお断り」の料亭や、会員制のクラブに入ってみたくなるのも、この効果の働きによるものです。



ヒッチコック監督がこの効果を仕掛けたのは、映画の中ではなく、入場券の裏にこっそり「
この映画の結末は誰にも教えないでください」と印刷したところ、効果は大であったということです。

「事情があって結末は言えないんだけど、すごい映画なんだ」
「ああ、教えたいだけどなぁ、あの衝撃の結末!」
と、観た人が口々に触れ回ってくれたおかげで、映画は大ヒットを収めたのです。

今でこそ、当たり前に使われている手法ですが、当時としては画期的な宣伝方法でした。ヒッチコック監督は、クチコミの威力を十分知っていたのでしょう。

★ネット社会の今、クチコミならぬネットコミなどという言葉まであるそうですが、あなたがSNSでわざと「絶対に人に教えないでね」と最後に念を押すだけで、情報は勝手にすごい勢いで拡散していくということです。

日本人なら誰もが知っている昔話の「鶴の恩返し」は、最後は悲しい幕切れが待っています。せっかく鶴が人間の姿になって恩返しをしようとしたのに、老夫婦が約束を破って、鶴の姿を見たばかりに別れなければならなくなってしまったのです。

ですが、約束を破った老夫婦を責めることはできません。
なぜなら、鶴がもう少し人間の心理を理解していれば、「絶対に中を覗かないでください」などとは言わなかったでしょう。そんなことを言われれば、誰だって覗きたくなるでしょう。

人は禁止されればされるほど、かえってやってみたくなる生き物ですから。




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