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■行列を見ると、なぜ、気になってしまうのでしょう人気のスマホの新機種発売日や、日本発上陸のスイーツ店、話題の絵画展などには長蛇の行列ができます。 それがニュースになると、出かけるのを控える人が出てくるかと思いきや、余計に行列に並ぶ人が増えてしまったりすることもあるようです。 なぜ人は、待たされることを知りながら、行列に並ぶのでしょう。 あるマーケティング会社の調査によると、 「行列に並ぶのが好きですか?」 という問いに対して、「好き」と答えたのは16%だったようです。 つまり、「行列に並ぶのは嫌い、避けたい」という人が84%を占めているというのです。 ★心理学では、人が行列に並ぶのは、「同調行動」の表れであるといわれています。 人には「他の人がやっていることと同じことをしたい」という欲求があるようです。 それが端的に表れるのが、行列だということです。 「なんの行列なんだろう?」 「何かいいことがあるのかな」 と、ふと足を止めてしまうのは、すでに同調行動の心理が働いている証といえます。 この同調行動を利用するのが、「行列マーケティング」です。 新規開店のショップや飲食店などでアルバイトの「サクラ」を使って、「意図的な行列」を作り出し、人を呼び込もうとするのです。 行列を演出することで、街行く人の関心を集めようというわけです。
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