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■よく人に道を尋ねられやすい人の特徴とは知らない土地を訪れたとき、あなたはどんな人に道を尋ねるでしょうか。 道を聞かれた経験のある人って何か「話しかけやすいオーラ」が出ているのでしょうか。経験のない人は、「近寄るなオーラ」みたいなものが出ているのでしょうか。 この疑問については、道を尋ねる立場になってみれば、なんとなくわかるはずです。 道行く人の誰に声をかけるかは、やはり第一印象が決め手で、心理学的に見ると、声をかけやすい人には、次のような共通した特徴があるようです。 @ 見た目に威圧感がない 人は無意識のうちに、万一トラブルが生じても危害を加えてこないような人、安全そうな人に話しかけるという傾向があります。 人は相手の印象の6割を、見た目(表情)で判断しています。それを「メラビアンの法則」といわれています。 A 身なりに清潔感はあるけれど、流行にはやや鈍感 清潔感のある身なりをしている人は、精神的に安定していて、気分にムラがなく、対応も丁寧で、自らトラブルを引き起こすようには見えないというイメージがあります。 流行に敏感な人は、神経質そうで隙のないイメージがあるので話しかけづらいのでしょう。その点、流行をあまり気にしていない人は、おおらかそうで話しかけやすい雰囲気があります。 B 社会的地位はあまり高くなさそうに見える 社会的地位は高ければ高いほど威圧感を増します。偉そうに見える人は、まさに近寄りがたい人なのです。 ある調査によると、道を聞かれやすいのは、性別では圧倒的に女性が多いそうです。また、年齢は40代の女性が一番多いということです。 この結果は、確かに声をかけられやすい人の三つの特徴とも合致しているように思われます。 逆に、もっとも声をかけられにくい相手は、40代の男性です。その年齢の男性は、働き盛りで歩くテンポも速く、しかも威圧的で声をかけづらいのです。 以上のことから、道で声をかけられやすい人は、おおらかで、いい意味で心に隙があってフレンドリーな雰囲気があり、道を聞いても断られなさそうなオーラをまとった人といえそうです。
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