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■「なぜか異性に好かれる人」が習慣にしていること若者の活字離れが問題になって久しいですが、心理学的に見ると、若者、特にこれからいい恋をしたいと思っている男性は、もっと読書に親しんだほうがいいかもしれません。というのも、本を読むことの重要性が、最近の心理学の研究で明らかにされたからです。 気になる研究結果を発表したのは、カナダのヨーク大学の心理学者レイモンド・マール教授とトロント大学のキース・オートリー教授です。 ★本をよく読む読書家の人は共感能力が高く、自分とは違う意見や信念を受け入れられるということがわかったというのです。共感力が身につくということは、相手の心の機微を読み取れるようになるということです。 それを心理学では「デコーティング」といいます。 この能力に関しては、男性は女性よりかなり劣ります。そのせいで、女性の気持ちが理解できずに、女性を怒らせたり、女性から三行半を突きつけられる男性がどれだけいることでしょうか。 「せめて女性たちの半分でも共感力を身につけてくれれば・・・・」と、女性の人は願っているかもしれません。 その能力が、本、特に小説を読めば身につく可能性が高くなると教授たちはいうのです。小説を読むということは、自分以外の誰か(登場人物)に興味を持つということです。そして、読み進んでいけばいくほど、登場人物に感情移入し、その人物の心の機微を読み取ろうとします。 小説を読むということは、デコーティングの訓練をしているようなものですから、読めば読むほど共感力が身についていくということです。 もちろん、共感力は恋愛だけに役立つわけではありません。共感力のある人のほうが人間関係の幅も広がります。深いつきあいもできるようになります。 もし、あなたがいろいろな人間関係で悩んでいるようなら、小説に親しんでみると解決の糸口が見つかるかもしれません。 |
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