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■玉の輿ほど離婚のリスクも高いのはなぜ男女が結婚してうまくいくには、お互い釣り合いがとれていないといけません。 金銭的なものや家庭環境などにあまり差があると、最初はよくてもだんだんと思考が合わなくなって、どちらかがストレスを抱えることがあります。 生まれ育った環境はなるべく似ているほうがお互いを理解しやすいのです。 しかし世の中には玉の輿や逆玉を狙っている人も多く、玉の輿に乗って今までとは比較にならないぐらいハイレベルで豪華絢爛の世界に入る人もいます。 昔と違い、今は身分や家柄など関係なく誰とでも結婚することができるようになったため、玉の輿に乗る人もでてくるわけですが、玉の輿にはそれなりの苦労がついて回っているのです。 人と人が関係を持つときには、「報酬」と「コスト」の釣り合いを求められます。報酬を付き合うことによって得られるメリットとすれば、コストは付き合うことによって失われるデメリットということになるでしょう。 この「報酬」と「コスト」のバランスが崩れ、コストのほうが大きくなると、人間関係が破綻するように、玉の輿の結婚でも破局が来るのです。 純粋にその人を好きになってアタックした人もいるでしょうが、中にはこの人と結婚すればお金持ちになれるなど夢を抱いて結婚する人もいます。そして、玉の輿に乗って「本来手に入れるべき以上のものを手に入れた」と感じている女性は、反面、「やましさ」「愛情のなさ」「窮屈さ」という感情も同時に抱いているものです。 最初のうちはハイレベルの生活で非常に大きな「報酬」を得たでしょうが、そういう生活に馴れてしまうと、それまで見落としていた「愛する人の優しさ」などに価値観が移っていき、失われた「コスト」のほうが大きくなって、離婚するようになるのです。 よく医者や弁護士と結婚した人が、夫が浮気をしても離婚しないということがあります。 自分に必要なのはお金、その次に愛くらいに考える人であれば、大金で豪華な生活をできるのであれば離婚するよりは浮気を許す方がましと思えるのでしょう。 相手もお金によって浮気を許されるのだから、「報酬」と「コスト」のバランスがお互いに取れているのでしょう。 |
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