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■目的意識を持つだけで、欲しい情報量が増える心理学用語のひとつに、「カラーバス効果」と呼ばれるものがあります。 ★これは「自分が意識していることほど、それに関係する情報が自分のところに舞い込んで来る」という現象を指す用語です。 カラーとは、「色」のことで、バスは「浴びる」という意味で、日本語に直訳すると、「色を浴びる効果」ということです。 ある色を意識すると、その色に関する情報が急に目に飛び込んでくるようになります。 「今日のラッキーカラーは赤」という占いを見たら、なんだかあちこちで赤い色が目に付くようになった、などという経験はないでしょうか。 このカラーバス効果が発揮されるのは色だけではありません。 たとえば、「今日は、防犯カメラを意識して歩いてみるぞ」と思って街へ出かけてみてください。 すると、コンビニやスーパー、駐車場、そして電柱などなど、街のさまざまな場所にある防犯カメラが面白いように目に飛び込んできます。意識しなければ、絶対気づかないようなところで発見して、驚くこともあるでしょう。 ★そんなふうに、目的を意識すれば、自分の欲しい情報が自然と引き寄せられるようになる、それが「カラーバス効果」です。 これを実体験するには、「テーマを決めて歩く」というのがポイントです。 なんでもいいので、問題意識を持つことが大切です。 漠然と「何か面白いことないかなあ」でなく、「うなぎ屋」「野良猫」などできるだけ具体的な対象を選んでイメージするのです。 何かひとつのテーマに絞れたら、そのことについて考えながら歩いてみましょう。 思わぬ発見、アイデア、発想が得られやすくなり、これまで以上に街歩きが楽しくなるでしょう。 |
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