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あらかじめ言い訳を用意する「セルフ・ハンディキャッピング」


言い訳が得意なスポーツ選手とそうでない選手を比べたところ、言い訳をしない選手のほうが重要な試合の前に練習量を増やす傾向があったそうです。つまり、言い訳が得意な選手は、自分で悪い結果を招きいれていたのです。





★よく会議やプレゼンの前に、「昨日から体調が悪くて、頭がよく回らないんだ」などと言い訳をする人がいますね。こうした言い訳をすることを「セルフ・ハンディキャッピング」と呼びます。

物事がうまくいきそうにないと感じたときは、あらかじめ自分が不利な状態にあるということを強調する心理で、一種の自己防衛の手段です。

もし会議やプレゼンで思い通りの結果が得られなくても、「頭が回らなかったからダメだったんだ」と、自分だけではなく周囲も納得してくれるだろうと考えての発言です。

一般的にセルフ・ハンディキャップをする傾向があるのは、自分のことを低く評価している人や努力を怠りがちな人だとされています。
重要なイベントが近づいてもそれに対する努力を怠り、よい結果が得られそうにないと考えるため、無意識のうちに「頭が回らない」という言い訳を用意してしまうわけです。

本人は「これで万事OK」と考えていますが、周囲はどう見ているのでしょうか。それを知るために2人で協力してパズルを解かせるという実験が行われました。その際、一人はサクラで、次の4パターンが用意されました。

@ 包帯を巻き、最初に「手を動かすと痛い」と訴えた。
A 包帯を巻いていたが、それについて何も言わなかった。
B 包帯を巻かずに、最初に「手を動かすと痛い」と訴えた。
C 包帯を巻かず、何も言わなかった。

「手を動かすと痛い」という訴えは、セルフ・ハンディキャップにあたるわけですが、この結果、セルフ・ハンディキャップを使用した人に対する好意は減少する傾向が見られました。

つまり、自分では効果があると思っていても、実際はまったく役に立っていないどころか、逆効果ということです。普段から自分で「言い訳が多いかな」と思っている人は、注視されたほうがいいでしょう。



本当の自分が見える心理学
あなたは人を使う人、それとも使われる人?
性格・本質は三つ子の魂百まで
本当の自分を知るためには「ジョハリの窓」
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人の性格は、8つのパターンで組み合わさっている
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あらかじめ言い訳を用意する「セルフ・ハンディキャッピング」
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